店主の独り言

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2024.01.09
『今年の冬は、極上のお燗酒をお楽しみください』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今年の冬は暖冬傾向だと言われていましたが、年が明けてからぐっと冷え込みが厳しくなり、本当に暖冬なのか・・？と、思う寒さです。そのせいか、今年はお燗にして美味しいお酒を買い求める方が多く見受けられます。

先日のブログでもご紹介させていただきましたプロ御用達の酒燗器『かんすけ匠』へのお問い合わせも多くなってきました。ご自宅で極上のお燗酒を味わいたいと言う方には『かんすけ匠』と一緒に、錫（スズ）で造られた『ちろり』もお勧めですよ！

そこで今日は、私がお燗酒の帝王と呼ぶ群馬県の島岡酒造さんが造る『群馬泉』をご紹介したいと思います。島岡酒造さんの酒造りを説明するうえで欠かすことのできないのが『山廃造り』で、お燗にした時に抜群のコクと旨味を醸し出してくれます。そして、地元産の酒米『若水』を使い、しっかりとした熟成と卓越した技術による調合の末に『群馬泉』が生み出されます。それから、蔵の中にはなんと、二種類の乳酸菌が住み着いているそうです。通常は、一種類なのだそうです。

そのようにして造られた群馬泉さんのお酒は、二年熟成の『群馬泉・山廃純米』や三年熟成『群馬泉・超特選純米』があり、いずれも冷やから熱燗まで楽しめるオールラウンドプレーヤーです。中でも、三年熟成の『群馬泉・超特選純米』は、熱燗にしてから少し冷めてきた位の『燗冷まし』の味わいが抜群で、延々と飲めてしまいます(笑)是非、お試しください！

そんな山廃仕込みの蔵元であって、唯一『速醸仕込み』で造ったお酒が『群馬泉・初しぼり』です。うっすらと滓の絡んだ本生原酒は、ほのかにマスカットのような果実の香りと甘味が感じられます。ですが、味わいはしっかりとしていて、後口はとてもシャープでドライです。