- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
追記
先日ご紹介した『モンキーショルダー』ですが、ご案内した途端、あっという間に完売してしまい、再入荷を待ち望む方から沢山のお問い合わせをいただいています。
ダメもとで、輸入元に問い合わせてみたところ、なんと!『スモーキーモンキー』が、少しだけ再入荷してきましたので、早速ご案内したいと思います。
次回の入荷は期待できそうにありませんので、買い逃してしまった方には、今回がラストチャンスという事になります・・!
是非!この機会をお見逃しなく。
今日は、SNS等でも話題となっているユニークな名前のモルトウイスキー『モンキーショルダー』をご紹介したいと思います。商品名にもなっているように、瓶の肩の所には3匹の猿がデザインされています。そして今回は、レギュラー品の『モンキーショルダー』と合わせて、限定品の『スモーキー・モンキー』も入荷してきました。
スコットランド初のシングルモルトとして知られる『グレンフィディック』のウィリアム・グラント&サンズ社が、グレーン原酒を混ぜないモルト100%のブレンデッドウイスキーを作ろうという新しい試みから2005年に生まれたのがこのモンキーショルダーです。国産ウイスキーで言えば、ニッカウヰスキーの『竹鶴』が同じ手法で作られており、ピュアモルトとも呼ばれていますね。(複数のモルトウイスキーをブレンドすることを、バッティングと言います)
バッティングの原酒比率はオープンにしていませんが、3つの蒸溜所から27の樽を選び掛け合わせているそうで、3つの蒸溜所の原酒の個性を見事に調和させた味わいは、たくさんのウイスキーファンから愛されています。最高品質の原酒を選び抜き、有能なブレンダーのバッティング技術、こだわり抜いた伝統的な製法によって生み出されています。
因みに、製造元であるウィリアム・グラント&サンズ社の3か所の蒸溜所とは、グレンフィディック蒸溜所、バルヴェニー蒸溜所、キニンヴィ蒸溜所です。しかし現在は、昨今のウイスキーブームによる原酒不足のため、残念ながら他の蒸留所の原酒も使っているようです。
そして、気になる名前の由来は、モンキーショルダーの特長でもある伝統的な麦芽の製造工程の『フロアモルティング』にあります。『フロアモルティング』とは、蒸溜所で麦芽を作る際に広いコンクリートの床に大麦を敷き詰めて、モルトマンと呼ばれる職人たちが木製のシャベルを用いて人力で撹拌する作業の事です。この作業はかなりの重労働で、作業に当たったモルトマン達は時より肩を痛めたそうです。
そしてウイスキー製造の関係者達はフロアモルティングにより痛めた肩のことを『モンキーショルダー』と呼んだそうです。何故このような呼び名になったのか、はっきりとした理由は分かっていません。一説によると、痛みを乗り越え、長年フロアモルティングに従事したモルトマン達の肩は前方に突き出て『猿のような姿勢』になっていたことからこのような呼び名がついたといわれています。そんなフロアモルティングに従事するモルトマン達の重労働に敬意を払いネーミングされたのがこのウイスキーなんです。ボトルの肩の部分にあしらわれた3匹の猿の装飾は、3つの蒸溜所のモルトを使用しているというメーカーの遊び心が表れています。
また今回は、モンキーショルダーの限定品でもある『スモーキー・モンキー』が入荷しています。香りはかなりスモーキーですが、モンキーショルダーらしいまろやかなバニラ風味と柑橘類の香りが楽しめます。飲んでみると、香りほどのピートは感じず、やさしく調和するイメージです。レギュラー品との飲み比べもいかがでしょうか?
今日は、今注目のモルトウイスキー『モンキーショルダー』をご紹介させていただきました。入荷数量に限りがあるため、品切れの際はご容赦願います。
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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