店主の独り言

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2024.06.24
『福岡県の繁桝さんから、キレ味抜群の夏酒と熟成大吟醸が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今年は例年よりも遅い梅雨入りとなりましたが、急に夏のような暑さかと思ったら、大雨や肌寒くなったりと、気温の変化が激しく体調を崩している方も多いと思います。このような天候が不順なときには、夏酒が売れたかと思ったらお燗用のお酒が売れたりするなど戸惑ってしまいます。そのため、店内の日本酒冷蔵庫の中も夏酒一色！という訳にもいかず、様々な味わいやタイプの違うお酒をバランスよく揃えるように心がけています。

そこで今日は、福岡県の八女市で、江戸時代享保二年（1717年）に創業し、300年以上の歴史を刻む蔵元、高橋商店さんから届いた『繁桝（しげます）』の『ザ！夏酒』と、ちょっと贅沢な熟成大吟醸をご紹介したいと思います。

現在は19代目の中川拓也社長のもと、地元に愛される酒造りを行っており、地元出荷の割合は、生産量の六割を超える地元密着の蔵元様です。蔵元を象徴する仕込み蔵の瓦屋根一枚一枚には、造り酒屋としての歴史を物語る、永き歳月が積み重ねられています。

まず初めにご紹介するのは、まさにザ！夏酒と呼ぶにふさわしい爽やかな見た目の『繁桝・辛口純米吟醸・壱火』で、梅雨時期の蒸し暑い日にぴったりです。最近は各蔵元から続々と辛口タイプのお酒が登場してきていますが、辛口好きの方に是非、飲んで頂きたいガツン系の超辛口タイプのお酒です。ラベルのデザインも、何となく切れ味鋭い印象を感じます(笑)飲み飽きしないキレの良さと爽快な喉越しが楽しめます。氷を入れたオンザロックもお勧めです。

続いてご紹介するのは、蔵内の低温貯蔵庫で3年～5年じっくりと熟成させた贅沢な逸品『繁桝・大吟醸・枯淡（こたん）』です。一度飲んだ方からは、はまってしまう旨さだぁ~！という事で、年々ファンが多くなっている隠れた人気銘柄です。酒造好適米山田錦を40%まで精米し、丹精込めて醸した大吟醸で、華やかな果実の香りはありませんが、その代わりに、まろやかなお米の旨味とコクが感じられる味わいです。