店主の独り言

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2024.06.25
『新潟県の菱湖(りょうこ)から、師弟対決のリベンジ酒、三蕾とシン・イジマが入荷してきました』

『新潟県の菱湖(りょうこ)から、師弟対決のリベンジ酒、三蕾とシン・イジマが入荷してきました』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

今日は、新潟県の『菱湖』から届いた下剋上シリーズの『純米大吟醸・三蕾(みらい)』と『純米大吟醸・シン・イジマ』をご紹介したいと思います。

 

今から4年前に蔵の未来を担う三名の若い蔵人が、打倒!井島杜氏を掲げ、自分たちだけの力でひとシーズンに一本だけ純米大吟醸を造るプロジェクト『下剋上シリーズ』から誕生したお酒が『純米大吟醸 三蕾(みらい)』です!酒名には、峰乃白梅の華になれるよう三つの蕾が力を合わせて酒造りを行う事から『三蕾(みらい)』と名付けられ、蔵の未来を担うお酒です。

 

昨年、遂に師匠、井島杜氏との直接対決が実現し、同じ酒米を使って師匠の井島杜氏も『純米大吟醸 シン・イジマ』を醸しました。結果は、販売本数で『シン・イジマ』が勝利をおさめることとなりましたが、『味わいでは負けていない・・・!』と言う弟子たちの申し出に、今年今一度対決が実現した次第です。

 

リベンジ戦となった今年の味わいは、果たしてどのような物なのか・・・?是非、皆様にご賞味いただきたくご紹介させていただきます。今回の下剋上シリーズは、昨年同様に『山酒4号(精米歩合50%)』で醸した純米大吟醸を一度火入れした後に瓶詰めしています。

 

『純米大吟醸・三蕾』は、造り手曰く、梨やリンゴのような果実感の中にスイカのような優しい香りが広がります。甘みと酸味のバランスが良く、味わいとしては辛口のように思えますが、徐々に柔らかい旨味が感じられます。柔らかさの先にある芯の強さをお楽しみください。

 

一方の師匠、井島杜氏が醸した『純米大吟醸・シン・イジマ』は、バナナを思わせる上品な香りが広がり、飲み口は優しい甘味とフレッシュな微発泡感があり、キレの良いスッキリとした飲み口が楽しめます。

 

最後に、師匠、井島杜氏の言葉をご紹介したいと思います。

今回のお酒は、下剋上シリーズで立ち向かってきた若手蔵人を返り討ちにするために仕込んだ一本ですが、このお酒は私一人で造ることは出来なかったものです。もちろん、当の若手たちが、私の目指す酒質の為の麹や酒母、良質な蒸米など沢山の協力があっての事です。改めて、皆で酒造りをしているという事を実感し、技術伝承の重要性を感じました。また、来季のも一層団結して努めていきたいと思います。

 

と言った、井島杜氏の言葉からも感じられるように、お酒には造り手たちの熱い想いが込められています。是非、今回のお酒を味わって、造り手たちのバイブレーションを感じ取ってください。

 

 

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今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

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