店主の独り言

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2024.07.22
『日本最北のウイスキー蒸溜所からKamui Whisky（神居ウイスキー）のニューメイクが入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・ウイスキー編

『日本最北のウイスキー蒸溜所からKamui Whisky（神居ウイスキー）のニューメイクが入荷しました』

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今日は、北海道の利尻島で2022年に誕生した日本最北のウイスキー蒸留所Kamui Whisky（神居ウイスキー）から届いたニューメイクウイスキー『神居原酒58度200ml』をご紹介したいと思います。ニューメイクウイスキーとは、樽で熟成させる前の商品で色は透明ですが、利尻島のテロワールがしっかり感じられる味わいになっています！

Kamui Whiskyは、アメリカの起業家ケイシー・ウォール氏が夫婦で利尻島に観光で訪れた際にスコットランドのアイラ島を連想させる美しい自然の風景に感動し2022年に創業した蒸溜所です。海岸から目と鼻の先のところに建てられた新鋭の蒸溜所では、他の蒸溜所にはない独自の手法で北海道の恵みを存分に生かしたウイスキー造りを行っています。

利尻島はスコッチの本場アイラ島と同じように冷涼な気候で、良質な湧き水とピートが採れることからウイスキー造りに適しており、潮風によって豊潤な風味へと熟成されます。

現在は、3種類のスコットランド産モルト（ノンピーテッドモルト、ライトリーピーテッドモルト、チョコレートモルト）と、北海道中標津（なかしべつ）産モルト1種の計4種の麦芽を併せて使用することで利尻の土地由来の風味を引き出す狙いがあるそうです。

また、日本で唯一のヴェンドーム社製ポットスチル用いて造ることで、スムースで滑らかな味わいのウイスキーになるそうです。主にバーボン樽を用いて熟成を行っていますが、バーボン樽以外にも、ワイン樽やミズナラ樽もあり、ミズナラ樽は来年から本格的に使う予定だそうです！ジャパニーズウッドであるミズナラが近年注目されていますが、利尻島はミズナラ材も豊富です。海に山に自然豊かな利尻島が生み出す唯一無二のウイスキーが誕生します

工場長のハビエルさん曰く、Kamui Whiskyでは、オークの風味がしっかり感じられ、甘くバニラのニュアンスのある複雑な風味を持つウイスキーを目指しているそうです。複雑なアロマの中にも穀物の味わいがあり、新鮮な塩分をたっぷり含んだ潮風の影響が感じられるようなものを造っていきたいと考えているそうです。