店主の独り言

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2024.07.28
『関東と東北の実力蔵、惣誉と黄金澤から新商品が登場しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今日は栃木県の惣誉酒造さんと宮城県の川敬商店（黄金澤）さんから新商品が登場してきたので、早速ご紹介したいと思います。いずれの蔵元も全国新酒鑑評会において幾多の金賞受賞を獲得してくる実力蔵で、当店でも人気の高い銘柄です。今日は、その蔵元様から届いた新商品をご紹介したいと思います。入荷数量に限りがあるため、この機会に是非お試しください。

まず初めにご紹介するのは、栃木県の惣誉酒造さんから届いた新商品『惣誉OSO（おおそ）』です。酒米の王様と言われる兵庫県吉川（よかわ）産『山田錦』の保有量が北関東随一と言われる惣誉さんでは、『柔らかで繊細な味わい』を実現するため、1990年代から現在に至るまで、使用する山田錦をすべて特A地区の吉川産を使用しています。吉川産の山田錦は、力強さと繊細さを兼ねており、惣誉が理想とする酒質を実現するのに最も適しているそうです。

本日ご紹介する『惣誉OSO（おおそ）』は、特A地区吉川で誕生した新品種『美嚢錦（みのうにしき）』100％で醸した純米大吟醸規格のお酒です。『美嚢錦』は、山田錦の生産農家である上羅堯己（うえらたかし）氏が偶然発見した山田錦の早稲の変異種の形質を固定し2022年に品種登録した酒米です。

今回は、『美嚢錦（精米歩合50％）』と『きょうかい9号酵母』で醸したお酒を加水、火入れして詰めています。穏やかで上品な軽快な口当たりと瑞々しいキレのある味わいが楽しめます。酒名の『OSO（おおそ）』は、酒米開発地の『大沢（おおそ）』から命名されており、大沢（おおそ）の地形をラベルにデザインしています。専用のギフトボックスにも同様のデザインが施されていますので、是非ご覧になってください。

続いてご紹介するのは、『黄金澤』の銘柄で知られる宮城県の実力蔵、川敬商店さんの新商品『黄金澤・純米吟醸・雄町』です！岡山県産の『備前雄町（精米歩合50％）』を使い、蔵元が得意とする山廃仕込みで醸した純米吟醸の原酒を、一年間氷温熟成させて詰めた逸品です。ライチを思わせる香りと、なめらかな口当たりの中に感じる蜂蜜の様な甘味が、山廃の酸味と調和して抜群の味わいを醸し出しています。ラベルも新デザインとなり、水色の地に鮮やかな黄色の文字が見た目にも爽やかな仕上がりとなっています。