店主の独り言

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2024.08.16
『日本酒に賞味期限はありません』

『日本酒に賞味期限はありません』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

今日は朝から台風7号の情報が気になっています。現在水戸では雨は降っていませんが、湿気をまとった北風が強くなってきて、時折、店内の有線放送も途切れるようになってきました。当店も、今日はお盆期間中の時短営業の為、17:30にて閉店させていただきます。この後は、飛ばされそうなものを片付けるなど、台風への備えを行いたいと思います。

 

 

さて、今日は、お中元などでいただいた日本酒に関するご質問の中でも特に多い『日本酒の賞味期限』についてお話ししたいと思います。せっかくいただいたお酒ですから美味しく飲みたいですよね。でも、一度、栓を開けてしまった日本酒はいつまでに飲み切るのが良いのでしょうか?

 

まず初めに、日本酒には賞味期限はありません。瓶に記載されている日付を賞味期限と勘違いされる方が時々いらっしゃるのですが、その日付は、製造された日、もしくは蔵を出荷した日です。

 

日本酒には『火入れ』と言われる熱処理を行う作業があり、その回数によっても、お酒の味わいが変化するスピードが変わってきます。これから旬を迎えるお酒に『ひやおろし』がありますが、その『ひやおろし』のお酒は、一回火入れです。

 

『火入れ(熱処理)』には一回と二回あり、二回火入れをした酒は、常温保存可能で、味の変化も緩やかです。一方、一回だけ火入れをした酒(『生詰め』『生貯』)は冷蔵管理が必要で、味の変化のスピードは二回火入れよりも速くなります。

 

そして、一回火入れも、二回火入れも 開封後何日までに飲み切らなければ・・・、という具体的な事を申し上げるのはとても難しいのです。お客様としては、その所が一番知りたい所なのだと思いますが、お買い上げされ開栓したお酒がどのような場所(冷蔵庫、常温の室内)に置かれて、瓶の中のお酒の残量等、様々な条件によってかなり変わって来るので、一概には言えないのです。

 

曖昧な表現で大変申し訳ないのですが、そのお酒を飲み進めていく中で、ある時ご自分で『美味しくない』もしくは、『今までと味が変わったな~』と感じた瞬間が、そのお酒の賞味期限と言っても良いのかと思います。

 

ただし、美味しくないと感じたとしても、お酒が『腐ってしまったり』『飲めなくなってしまった』という訳ではありませんので、その際は料理等に使って頂ければ良いと思います。

 

ちなみに、一度も火入れをしていない『生』のお酒は、冷蔵管理は当然の事、味の変化のスピードも更に速いです。ただし、これも生酒の種類、購入時期等によっても、その期間がそれぞれに違うので、一括りではお話しできません。はっきりと断言できなくて申し訳ないのですが、飲んで頂いて、ご自分の舌で実感していただけたら・・・と思います。

 

 

今日は、お酒の賞味期限についてお話しさせていただきました。なお店頭では、お買い求めいただいたお酒ごとに美味しく楽しめる期間等をご紹介していますので、お気軽にご相談下さい。

 

 

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今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

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