店主の独り言

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2024.08.19
『ひやおろしのお酒を保管する時に気を付けたいこと』

『ひやおろしのお酒を保管する時に気を付けたいこと』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

今日も朝から湿度が高く蒸し暑い日となっています。そんな夏真っ盛りの中、店内の日本酒冷蔵庫は『ひやおろし』の入荷に向けて着々と準備を進めています。先日のブログでもお話ししたように、9月になると各蔵元様から一気に入荷してくるので、できる限り冷蔵庫のスペースを確保しています。

 

何度かブログでもご説明してきたように、ひやおろしのお酒がどのようなものかという事についてはご理解いただいたかと思います。そこで今日は、ご来店いただいたお客様からご質問の多い『ひやおろしの保管方法』についてお話ししたいと思います。

 

以前、ひやおろしのお酒を購入されたお客様から『ひやおろしのお酒は冷蔵庫に入れた方が良いのですか?』というご質問を頂いたことがあります。その方は、とある酒売り場に於いて、『ひやおろし』が常温の棚に並べられていて、冷蔵庫に入っていなかった事に疑問を感じられたそうなんです。その時私は、『本来は冷蔵庫の中で保存するべきです!』と、ご説明させて頂きました。

 

基本的に日本酒は低温、冷暗所にて、保存管理されるのが好ましく、温度の高い所や陽の光や蛍光灯の光が当たるところに長期間置いておくと、本来あるべき味わいが変化してしまいます。

 

そもそも『ひやおろし』とは、春に一度だけ熱処理(火入れ)を行い蔵元内の冷暗所で貯蔵熟成させたお酒を、二回目の火入れをしないで、そのままの状態(冷えた状態)で出荷されるもので、俗に『一回火入れ』と言われる冷蔵管理が必要なお酒です。商品のラベルに『要冷蔵』と記載されているものもあります。ですので、当店では生酒だけでなく火入れの酒も冷蔵庫の中で管理し、販売しています。

 

だからと言って、冷凍食品やお肉などを扱うように神経質になる必要もありません。持ち運ぶ間の一日、二日位であれば、心配するほどではありませんが、目安としては、瓶を触って温かくなっていなければ大丈夫です。

 

今の季節はまだ暑いので、持ち運ぶ際は、新聞紙で包んだり、保冷のバックなどを利用したりすると安心ですね。車で運ぶ際には、エアコンの効いた車内に置いていただくのが良いと思います。その後、速やかに冷蔵庫に入れて頂ければ、問題ありません。

 

我々酒屋は、お酒がベストな状態でお客様のお手元に届けられるように、お酒にとって最良の環境を整えてあげることが大切だと考えます。それが、飲み手の方々に美味しいお酒を提供すことに繋がるからです!

 

 

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今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

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