- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
今日は昨晩の雷雨が嘘のような青天の一日となっています。それでも油断は禁物、今日も雷の予報が出ているのでお気を付けください。昨日のブログでは、『ひやおろし』の保管方法についてご紹介させていただきました。
その中で、基本的に日本酒は低温、冷暗所にて、保存管理されるのが好ましく、温度の高い所や陽の光や蛍光灯の光が当たるところに長期間置いておくと、本来あるべき味わいが変化してしまいます。と言ったことを書きました。そこで今日は、劣化したお酒の香り(匂い)についてお話ししたいと思います。
日本酒には良い香りと悪い香りがあります。良い香りの代表例としては、リンゴやバナナなど果実の様な香りがあります。一方、洗濯物の『生乾き臭』に代表されるような悪い香り(嫌な臭い)もあります。特に、洗濯物の生乾きの臭いはいただけませんね~!最近では消臭効果のある洗剤や芳香剤などが開発されているので、昔ほどではありませんが、あの臭いはどうしても気になってしまいます。実際、我が家でも洗濯する時には消臭効果のある物を使っています。我々日本人は匂いに対してとても敏感ですからね・・・。
他にも、『ぬか漬け』、チーズやヨーグルトのような臭い、雑巾を搾った時の臭い、シンナーやセメダインのような刺激的なものなど、様々なものがあります。
そのような嫌な臭いが生まれる原因として考えられるのは、お酒の製造段階や輸送段階、保存管理によって生じるものがあるので、一概にハッキリとしたことは言えませんが、一番考えられる原因としては、生酒など冷蔵管理が必要な商品を、温度の高い状態で保管した場合だと思います。
例えば、貴方があるお酒を初めて飲んだ時、『美味しくないなぁ~』と思ったとします。美味しくない原因は、単純に貴方の好みに合わなかったのかもしれませんが、もしかしたらお酒が傷んでいたからかもしれません。そして、そのお酒の『良い状態』を知らなければ、貴方はそのお酒を『美味しくない酒』だと判断してしまうでしょう。それはとても残念なことだと思います。
日本酒は、焼酎やウイスキーなどと比べて、保存管理がとてもデリケートなお酒です。購入する際には、お酒の保存管理状態にも注意して、購入されることをお勧めします!
我々酒屋は、お酒がベストな状態でお客様のお手元に届けられるように、お酒にとって最良の環境を整えてあげることが大切だと考えます。それが、飲み手の方々に美味しいお酒を提供すことに繋がるからです!
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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