店主の独り言

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2024.09.01
『夏酒とひやおろし、どちらを選んでよいのか?迷ったときには・・・』

『夏酒とひやおろし、どちらを選んでよいのか?迷ったときには・・・』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

今日は防災の日ですね、迷走していた台風10号も何とか温帯低気圧になりそうでホッとしています。最近の台風は、以前の常識が通用しないくらい強力なので、これからの季節は心配ですね。そして、台風以上に予想がつかないのが地震です。今や全国どこで起こっても不思議ではありませんが、大規模地震発生率の高い茨城県に住むものとしては、今まで以上に用心したいと思います。割れ物の多い酒屋ならでは地震対策については、後日改めてご紹介したいと思います。

 

さて今日は、先日の猛烈な暑さから一転、蒸し暑さは残りますが幾分過ごし易くなったように感じます。こんな風に気温の変化の激しい時は、体調管理同様、お酒選びにも困ってしまいますよね。先週から本格的に『ひやおろし』の入荷が始まり、スカスカだった日本酒冷蔵庫の中もまた徐々に埋まりつつあります。また、ブログの中でも盛んにひやおろしのことを書いていたせいか、最初の頃に入荷したひやおろしは早くも少なくなってきた商品も出始めています。

 

季節の変わり目の現在、当店の冷蔵庫中は、夏酒とひやおろしが混在している状態です。そこで今日、私がお勧めしたいのは、気温の変動の大きいこの時期は、その日の気温や気分で、夏酒とひやおろしを飲み分ける、というものです。同じ蔵の夏酒とひやおろしの飲み比べなんて、面白いことができちゃったりします。

 

例えば、宮城県の川敬商店さんの『黄金澤』。さっぱり飲みたい気分の日には、ハートのラベルの『HITOMEBORE』を、じっくりと味わいたいときには、お燗も美味しい『山廃純米原酒ひやおろし』がお勧めです。

 

同じように、佐賀県の天吹酒造さんは、暑い日にはキレッキレの『ヒマワリ酵母の純米吟醸』がお勧めですし、秋の味覚と一緒に楽しみたいときには『純米雄町ひやおろし』がいいですよ~

 

また『夏酒=すっきり&さっぱり』と思っている方が多いと思いますが、そればかりではありません。夏酒には、華やかな香りが特徴の物や甘みと酸味のバランスの良いもの、香りは控えめでもしっかりとした味わいの物など、様々なタイプがあり、それらの酒が、実は今まさに飲み頃を迎えているという訳です。

 

蔵元からの出荷は季節先取りですが、飲み頃は季節遅れが丁度よい!ということが言えると思います。そこで、私の店では、季節感を楽しみたい方には『ひやおろし』をご紹介させて頂き、一方、味わいの乗っているものをお求めの方には、夏酒の中からお好みに合うものをお勧めするようにしています。

 

日によって、気温の変化が激しいこの時期、お酒選びに迷った時には、飲み頃を迎えている夏酒を選択肢の候補に入れてみてはいいかがでしょうか?お酒の衣替え時期を決めるのは、飲み手であるあなた自身の舌にゆだねるのが良いかと思います。

 

 

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今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

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