- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
今日は朝からひんやりとした空気に包まれています。来月11月1日には『本格焼酎&琉球泡盛の日』を迎え、これからの季節は日本酒の新酒に始まりワインのボージョレ・ヌーヴォや本格焼酎、等の新酒が続々と入荷してきます。余談ですが、今日11月13日は『茨城県民の日』で、大洗水族館などの県内施設は入場料が割引になるそうです。
そこで今日は、芋焼酎の本場、鹿児島県のさつま無双さんから今年収穫したサツマイモで造った芋焼酎の新酒『出来立てホヤホヤもぐら2024』が入荷してきたので、早速ご紹介したいと思います。本日ご紹介する新焼酎『出来立てホヤホヤもぐら』は、数ある新焼酎の中でも圧倒的な人気を誇っている焼酎で、毎年この酒が発売されるのを心待ちにしている方が多いんです。
お酒の新酒と聞いて、まず思い浮かぶのが『搾りたての日本酒』や『ワインのボージョレ・ヌーヴォ』で、芋焼酎の新酒というものには馴染みがない方も多いと思います。それは、焼酎の製法上の問題が大きく関係しています。新焼酎を出来たての初物と考えるのか、未完成の未熟者と考えるのか、造り手の考え方によって大きく違ってきます。実際、芋焼酎の新酒を発売している蔵も限られています。
出来たて(蒸留したて)の焼酎は、ガスや脂分などを多く含んでいるため、それらは果実のような甘みや香り、弾ける様な清涼感を感じさせてくれます。しかし、それらは時間の経過と共に、お酒の香りや味わいを良くないものへと変えてしまう可能性があります。それゆえ、造り手たちは時間をかけて、そのようなお酒の酒質に影響を与える物質をゆっくりと取り除いて行くのです。
簡単な濾過のみでビン詰めされたこの『出来立てホヤホヤもぐら』は、まさに究極の新焼酎と言えるでしょう!瓶の裏書にもこのように書いてあります。『つくりたてのもぐら・発展途上である。青二才である。未熟者である。しかし、フレッシュである。ミネラル分・酵母感たっぷりである。そして、未来の可能性・希望を感じさせる何かがある。このもぐら、しっかり熟成させた時、どんな世界を見せてくれるのであろうか、今から楽しみである。』
この『出来立てホヤホヤもぐら』は、瓶ごと冷蔵庫で冷やして、オンザロックで飲むことをお勧めします。冷やすことで甘味と香りが際立ち、カボスやライムなどの柑橘系の果実を加えることで、より一層爽やかな香りと味わいを楽しむことができます。ここで、ひとつ、ご注意を申し上げさせて頂きますが、このもぐらの新酒は、冷蔵庫に長く保存しておくと、お酒の中の油分(フーゼル油)が凝固して白く濁ることがあります。これは新酒ならではの特徴で、温まると溶けて、また透明に戻り、味や酒質には問題はありませんので、ご安心ください。
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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