店主の独り言

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2025.03.07
『ぬる燗の帝王が醸すしぼりたて新酒、俵雪が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、明るい日差しはあるものの冷たい風が吹いて、寒い一日となっています。これでは、せっかく花開いた梅の花も凍えてしまいますね・・・。こんな底冷えする時には温かいお燗酒を飲んで、体の芯からホッコリとなごみたいですねぇ～。

そこで今日は、お燗好きの人はもちろん、これからお燗酒を飲んでみようという方にお勧めのお酒、山形県の羽根田酒造さんが醸す『羽前白梅』をご紹介したいと思います。私が勝手にお燗酒の帝王と呼んでいるのが、本日ご紹介する『羽前白梅』で、人の体温に近い『人肌燗』や『ぬる燗』でいただくのがお勧めです！

社長の羽根田さんは杜氏も兼務されており、代表銘柄『羽前白梅（うぜんしらうめ）』の他にも、隠れた人気銘柄『俵雪（たわらゆき）』を醸しています。羽根田酒造さんのお酒は、今はやりのフルーティ、甘めな酒ではなく、社長も『100人のうち1人でも気に入ってくれればいい』とおっしゃっている、昔ながらの酒です。その年に造った酒の半分はその年に出荷し、残り半分は蔵元内でじっくりと熟成させて、旨味とコクが出た頃合いを見計らって、出荷しているそうです。

そして、季節ごとに旬の味わいを醸し出しているのが、『俵雪シリーズ』です。『俵雪』とは、平地に積もった雪が風にあおられ、俵のように丸くなった様を表現した言葉です。今回は、地元山形産の『つや姫（精米歩合50％）』で醸した『俵雪・純米吟醸・つや姫・無濾過生原酒』が入荷してきました！どっしりとした飲みごたえと濃醇な味わいが広がり、新酒ならではの爽やかな酸味が後口のキレを演出してくれます。

他にも、蔵元の代表銘柄でもある『羽前白梅・ちろり』が入荷しています。お燗酒が苦手だったみどりさんが、このお酒をぬる燗で飲んだ時に、柔らかい甘みがふわぁっと口の中で広がって、初めてお燗酒ってこんなに美味しいのかと思ったそうです。また、スッキリとした味わいの中にも柔らかな旨味が楽しめる『羽前白梅・純米・尾浦城』は、一度飲むと癖になる方がとても多い、当店の隠れた人気商品なんです！