店主の独り言

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2015.09.15
『器で変わる百花繚乱の味わい!』 お酒の学校31時間目、日本酒編

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

お酒の楽しみ方は色々ありますが、酒器の世界ほど幅広く深くて、個人個人の好みが現れるものはないと思います。普段何気なく使っているように思われがちですが、知らず知らずにいつも同じものを使っているなんてことはありませんか?誰に指図されるわけでもなく、ついつい手になじんだり使い慣れた物を選んでしまうところこそが嗜好品の世界かもしれませんね!

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今回は、そんな酒器の世界についてお話ししてみたいと思います。酒器と一口に言っても、その形、材質、等、実に様々なものがあり、時代と共にその使われ方は変化してきました。よく、時代劇の中でお酒を飲むシーンを見ると思いますが、平べったいお皿のようなもので飲んでいますよね!今ではほとんど使われなくなってしまいましたが、その当時の酒器と言ったらその様な、平杯だったんですね!

では、現代の酒器にはどのようなものがあるのか材質から見てみると、木、陶器、金属、硝子、プラスティック、等、が挙げられます。酒器は手に取って使い、直接口に付けるので、その材質に違いによってお酒の印象や味わいも変わって感じられます。では、どのような違いが見受けられるのでしょうか。

木や陶器の物は口当たりが柔らかいのでお酒の味わいも自然と円やかに感じられます。プラスティック製の物も近いかもしれませんね。また、硝子製の物は口当たりがシャープでお酒そのもの味わいを見るときには良いのですが、温かいお酒を飲むときにはその効果が半減してしまいます。金属製の物は、保冷効果が高く冷えた物を飲む際には重宝しますが、その反面口当たりが硬く冷たいので飲む人によって好きか嫌いかが出てしまいます。

次に器の形状ですが、口径の小さい物と大きい物とでは、お酒の香りと味わいに及ぼす影響が大きく変わってきます。器の口径が小さい物は、味わいが強く感じられ香りが鼻に抜けやすくなり、香りの印象が強く残ります。また、口径の広い物は味わいが柔らかく香りも穏やかになるので、味わいの印象が残ります。

このように、器の材質や形によってお酒の味わいが様々に変化してきます。旬の様々な味わいのお酒を飲むときに、酒器にも目を向けてみるだけで、その楽しさは今までの何倍にもなることでしょう!酒器の違いで様々な表情を見せてくれる日本酒の世界を楽しめるのも日本人ならではの豊かな感性の一つかもしれません。今宵、あなたが選ぶ酒器はどのようなものなのでしょうか!

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