- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
めっきりと寒くなってきて、毎日続けている夜の散歩に出かけるのにもエイ!っと気合を入れないと出かけられなくなって来ました(^_^;)さて、昨日の新酒第一弾に続いて、今日も搾りたての新酒が九州は福岡県のお茶で有名な八女から入荷してきました!年を追うごとに新酒の出荷が早くなっているようにも感じますが、それだけ蔵元の設備が良くなって早い時期から酒造りができるようになってきたという事なんですね。では、今日も日本酒の話の続きをしたいと思います。
日本酒は、米の収穫が終わった10月頃から造りが始まり、11月頃から新酒が出荷され、翌年の4月頃にその年の造りが終了します。日本酒は年間通していつでも売られているので、一年中造られていると思っている方が多いですが、基本的に日本酒は一年に一度だけ造られます。例外として大手のメーカー(大関、日本盛、など)では、四季醸造と言って、温度管理された工場のようなところで一年中造られています。
一年に一度しか造らないのに、どうして年間を通して売れるのか、不思議ですよね?
それは、この分のお酒は新酒の季節に『生酒』で、この分は火入れして秋に『ひやおろし』でと、最初に一年間の計画を立てて、季節に応じて出荷しているからです。
さて、お酒の原料はなんでしょうか?
米と米麹です。この二つだけで出来ているのが、純米酒です。お米が溶けてドロドロとした状態を酒粕と液体に分けて絞る時に、醸造アルコールを添加した酒を、本醸造酒と言います。酒を絞る時に香りが酒粕(固体)の方に行ってしまうのですが、醸造用アルコールを添加することで、香りが酒(液体)の方に残り、後口がすっきりとするのだそうです。
ですので、一般的に、純米酒は味がしっかりとした味わい中心。本醸造はすっきりとした後口で香りが華やかな酒といわれています。本醸造はアルコールを添加しているので、悪い酒だと思っている方がいらっしゃいますが、味わいの違いがあるだけで、どちらが良い、悪いはありません。
純米酒か、本醸造酒かを見分けるには、瓶のラベルの表記を見て下さい。原料が、米、米麹だけなら純米酒。米、米麹、醸造アルコールなら本醸造酒。そして、この二種類だけが、『清酒』と名乗れます。米、米麹、醸造アルコール以外に、糖類、酸味料などの表記があるものは、清酒ではありません。
次回は、精米についてお話しさせていただきます。
写真のお酒は、
繁桝 純米大吟醸 にごり 生々 1.8L 2,450円 720ml 1,225円
フルーティな香りと、ほのかな甘みが口の中でふわっと広がる軽やかな口あたり、ソフトタイプの純米大吟醸にごり酒。
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