皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

新年のお正月気分もすっかりと抜けて、またいつも通りの慌ただしい日常に戻ってしまいましたが、これから新年会という方も多く、１月いっぱいはお酒との縁が切れそうにありません！日本酒の季節は１１月くらいから始まり４月上旬位まで続くのですが、その中にもいくつかの節目があるんです。

寒い冬の間に造られる日本酒ですが、酒造り期間の中にも幾つかの節目があって、その時々で出てくる新酒のお酒が変わってきます。大きく分けて三つの波があると思って下さい。ここでは、あえてシーズン１、２，３、と表現させていただきます。では、その新酒シーズンの変わり目はいつなのでしょうか！

第一段階『シーズン１』は、造り始めから年末にかけての時期で、シーズン初めという事もあって本醸造や純米酒など、蔵元の定番商品を造ります。また、濾過作業などをする時間がないことから、にごり酒が多くなるのもこの時期なんです。杜氏さんも人間ですので準備が必要です。その年の気象状況や米の状態などを確認するうえでも、初めから最高ランクのお酒を醸すのはリスクが多過ぎます。

そして、これからの時期がまさに第二段階『シーズン２』に突入となります！これからの時期は、蔵元の中心的な存在となるお酒が多く出荷されてきます。いわゆる吟醸系のお酒という事になるのですが、同じ吟醸酒でも鑑評会などに出品する大吟醸とは違います。実は、このシーズン２に出てくるお酒が、最もバリエーションに富んでいて、先日のブログでも書いた『限定品』系のお得なものが多いんです。

そして、３月に入ると大吟醸など蔵元渾身のお酒が出来てきて、新酒のシーズンが一段落すると言う訳です。その後も、濾過や火入れと言った作業は続きますが、酒造りという事で言えばその頃で一段落し、造り手にとっての長く厳しい冬が終わります。

という事で、これからが最高に旨い日本酒に出会える絶好の時期となりますので、店頭にてちょっとでも変わったラベルや説明書きなどがあった時は、迷わず飲んだ方が良いでしょう！『搾りたて新酒・シーズン２』日本酒の本当の旨さや楽しさは、今からが本番なんですよ～

写真のお酒は左より

残草蓬莱・青ラベル『出羽燦々』　720ml　1400円（税抜）
水鳥記・直汲み生原酒　　　　　　　720ml 1429円
松盛・純米吟醸無濾過生原酒　　720ml 1571円
残草蓬莱・青ラベル『五百万石』　720ml　1500円
花泉・直汲み無濾過生原酒　　　　720ml 1429円

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