店主の独り言

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2016.09.16
『そろそろお燗の季節ですね～』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

昨晩は、中秋の名月『十五夜』でしたが、皆さんの所では月を見ることはできましたでしょうか？今年は１５日が『十五夜』と重なっている珍しい年なんですよね。せっかくの十五夜という事で私も近くの千波湖まで、夜のお散歩がてらお月見に出かけてきました。千波湖は普段は、ジョギングや散歩をする方が多い所なんですが、今は、ポケモンGOを楽しむ方々でとても賑わっています(笑)

肝心のお月様の方と言えば、厚い雲に覆われて、中々顔を見せてくれませんでした。半分あきらめかけて帰ろうとした時に、一瞬だけ雲の隙間からまん丸のお月様を見ることができ、すかさず、スマホのカメラで写真に撮りました。ほんの３０秒くらいの僅かな時間でしたが、ポケモンGOに夢中の方も、一瞬だけ空を見上げていたように思います。

十五夜のお月見が終わると、もう、お彼岸を迎えます。『暑さ、寒さも、彼岸まで』と言われるように、今朝はめっきりと気温が下がって、水戸では最低気温が２０度を下回ってきました。コンビニ業界では、９月が一年で一番『おでん』が売れるというデータがある様に、涼しさを肌で感じるようになってくると、いよいよ！日本酒の季節なんだと、実感します。

そこで、今日はお燗酒についてお話ししたいと思います。基本的には大抵の日本酒は冷でも燗でも飲めます。敢えて言えばその中で、冷向き、燗向きと分けることができますが、お燗に向かない酒のタイプ、冷向きのみの酒があることをご存知でしょうか？解り易く言うと、冷たい状態なら美味しいけれど、お燗すると不味くなってしまうものがあるという事です。どのようにして楽しむかは個人の自由ですが、どうせなら、美味しく飲めた方がいいですよね！

では、温めることで、本来の味わいを損なってしまうものとは、どのようなタイプのお酒なのでしょうか！一言で言うならば『香りが華やかなタイプ』のお酒です。このタイプは温めることで、フルーティな香りが変化し、苦みや渋みを感じることがあります。冷やして飲むと美味しいのに、温めてしまう事で、せっかくの香りが台無しになってしまうのです。

色々なタイプのお酒が楽しめる現代だからこそ、お酒の個性に合わせた飲み方をすることで、より一層美味しく楽しむことができるのだと思います。その為にも、美味しくない味わいを知ることはとても大切なんですが、わざわざ、やる事もありませんので、何度も経験している私に、お気軽にご相談ください。こんな飲み方も出来るんだ！と、言ったこともお話しもさせて頂きますよ～。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。