- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
北の方からは初雪の便りが届くようになってきました。今年は、暑い夏が長かったせいか、秋を感じる間もなく、冬の訪れがいつもよりも早く感じられます。日中の暖かさとは裏腹に、朝晩の冷え込みが厳しく、我が家でも遂に、ホットカーペットや石油ファンヒーターが登場しました。今年は、こたつの購入も検討しているほどです(笑)
このように急に冷え込んでくると、お燗酒を買い求める方が多くなってきます。御来店いただいたお客様には、お燗する温度帯に応じてお酒をお勧めするようにしていて、大きく『人肌燗(35度位)』『ぬる燗(40度位)』『熱燗(50度位)』の三つに分けてご案内しています。お燗酒と一言でまとめることなく、お酒の特徴と最適な温度帯を把握することで、より一層美味しく楽しんでもらえると思っています。
お燗酒を作る方法は色々とありますが、一番簡単なのは電子レンジを使う方法です。自分の使っている電子レンジならば、何秒で温まるかを調べておけば、いつでも同じ温度のお燗酒を作ることができると言う訳です。しかし、それではなんか味気ない!『やはり、お燗酒は、徳利で湯煎して作るのが美味しいんですよね!』と言われる方も多いかと思います。
そこで、徳利で湯煎して美味しいお燗酒を作るには経験が必要だと思っている方に、簡単にできるお燗酒の温度の計り方をご紹介したいと思います。まずはじめに徳利にお酒を入れる際には、めい一杯入れないでください。温まってお酒が膨張し徳利からこぼれてしまいます。次に、鍋ややかんにお湯を沸かし、火から下ろして徳利が肩まで浸かる様に入れてしばし待ちます。この時のポイントは、必ず火からおろして、肩まで漬けることです!
そして、お燗の具合を確かめます。徳利のお燗具合を確かめるときには、『徳利の底を触って確かめます』徳利の底に手のひらを当てて触れられるくらいが『熱燗(約50度)』なので、それを目安に、お好みのお燗の温度を見つけて下さい。徳利の中に温度計を差し込まずとも、粋にお燗の具合を確かめることができます。
お燗酒がますます美味しくなるこれからの季節、手のひら温度計を使って、美味しいお燗酒をお楽しみください!
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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