店主の独り言

blog

2017.08.28
『今!日本生まれのジンが熱い』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

画像

今日は、最近何かと話題になっている焼酎メーカーが造る『国産ジン』についてお話ししたいと思います。え?ジンって外国のお酒ですよね・・・、と、お思いの方も多いと思いますが、実は最近になって日本国内においてもジンが造られるようになり、外国産のジンとは違った価値を生み出し、新しい進化を見せているんです。

ところで、皆さんは『ジン』って、どんなお酒かご存知でしょうか?テキーラ・ラム・ウォッカとともに並ぶ四大スピリッツの一つで、大麦、じゃがいも、ライ麦などを原料に造られる蒸留酒をねずの実(ジュニパーベリー)をはじめとした香草と一緒に再度蒸留して造られます。色は透明で、アルコール度数は40度前後と高く、香りのクセが強いために、好みがはっきり分かれるお酒でもあります。

古くはオランダで薬用酒として生まれた後に、一般にも広まり、オランダの貴族オレンジ公ウィリアムがイギリス国王に迎え入れられた時にイギリスに広まったとされ、今では、『ロンドン・ドライジン』というイギリス風のジンが主流になっていて、皆さんがご存知の、ゴードンジン、ギルビージン、ビフィータージン、などが、それにあたります。

ジンと言ったら、ジントニックなどのカクテルに使うお酒だと思っている方が多いと思いますが、今注目の国産ジンは、ジンの中でも香りに特徴のある『ボタニカル・ジン』またの名を『フレーバード・ジン』と言われるものを、日本独特の香りでアレンジしたところにあります。蔵元ならではの郷土色を前面に出した香りと味わいは、外国産のジンとは一線を画し、日本人にも馴染みのある、どこか懐かしい香りを醸し出しています。

鹿児島の本坊酒造さんが造る『和美人(わびじん)』は、九州と鹿児島に自生する9種類の植物を使うことで、鹿児島の風味を醸し出しています。また、ラベルにも鹿児島の歴史を感じさせるデザインを施し、独特の世界観を生み出しています。また同じ九州の宮崎県からは、芋焼酎の銘醸蔵『京屋酒造』が、土地名の油津(あぶらつ)に柚子をかけた名前の『油津吟(ゆずぎん)』を発売しました。自社の芋焼酎と宮崎特産の日向夏などを組み合わせた個性ある和風ジンに仕上がっています。

今や世界中で飲まれているジンですが、郷土の植物を生かした風味を感じることができる日本の蔵元が造る新しい『和風ジン』は、新たなジンの魅力を広げてくれると思います。さわやかな柑橘系のジンを炭酸で割って飲めば、残暑で疲れた身体に活力がみなぎってきそうですねぇ~(笑)

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『和美人(わびじん)』750ml 45度 3,800円(税別)

『油津吟(ゆずぎん)』750ml 43度 5,000円

『無一物・原酒をソーダ割りにする時に気を付けたい事!』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2017/08/09/201708-article_9-html/

『身体にやさしい焼酎のお湯割りの飲み方』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2017/01/16/201701-article_16-html/

お酒の学校 焼酎編 『本格焼酎って何?』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/06/16/201506-article_16-html/

本格焼酎編『貯蔵・熟成』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/06/30/201506-article_30-html/

『お酒の学校を始めます』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/05/25/201505-article_3-html/

お酒の最新入荷情報!
twitter.com/kinase_sake

フェイスブックもやってます!
www.facebook.com/kinasesaketen

楽しい飲酒生活の未来の為に、ワンクリックをお願いします!
  ↓

人気ブログランキングへ

blog search

月別