店主の独り言

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2018.08.18
『9月には、どぉ~ンと、ひやおろしが入荷してきます!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です。ʅ(◔౪◔ )ʃ

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今日は、涼しく爽やかな風が吹き、暑かった今年の夏も、そろそろ秋の気配を感じるようになっています。先日のブログで、最後の夏酒を楽しみませんか~!と言う話をしたところ、嬉しいことに、たくさんの方にご来店いただき、次々と残り少ない夏酒をお買い上げ頂いてます。中には、『最後の一本』ばかりをまとめて選ばれる方もいて、酒屋としては涙が出るくらいにありがたく思っています。その反面、更に冷蔵庫の中がスカスカになってしまい、かなり寂しい状態になっています!

そこで今年もみどりさんが、冷蔵庫の棚にお詫びのメッセージを作成してくれました。今年は昨年よりも10日も早い登場です!それを見たお客様からは、『ひやおろしって、どういう意味なの?』と、ご質問をいただいたりしています。そこで今日は、9月にどぉ~んと『ひやおろし』が入荷してくる前に、『ひやおろし』の説明と、今時の『ひやおろし』事情についてお話ししたいと思います。

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『ひやおろし』とは、春に搾ったお酒を一度だけ熱処理(火入れ)してから蔵元内にて貯蔵・熟成し、外気温と蔵元内の温度が同じくらいになった頃(秋の涼しい頃)に出荷されるお酒のことを言います。『ひや』=『冷や』、『おろし』=『卸し』つまりお酒が冷えた状態で卸される(出荷される)から『ひやおろし』です。他にも『おろす』=『下げる』イメージを嫌って、『秋あがり』と言うところもありますが、『秋』という季節の言葉を入れると販売時期が限定されるために嫌がる蔵元や販売店もあるようです。

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最近では、季節感先取りの傾向と輸送技術の発達により、その出荷時期は年々早くなって、真夏に発売される『ひやおろし』や、他社との差別化を意識して、一度も火入れしていない『本生』タイプの物を造ったり、冷蔵管理ができない販売店の為に『二度火入れ』したものまで出回るようになって、ひやおろしとは何ぞや?と首をひねりたくなります。

『ひやおろし』の厳密な定義があるわけではないので、ある意味自由ですが、日本酒を愛飲してくださるお客様のためにも、販売店や蔵元など日本酒業界のモラルが大切だと、お客様に『ひやおろし』の説明をしていて感じる今日この頃です。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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