皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、ラベルと名前がとってもユニークなお酒『ラヂオ正宗』をご紹介したいと思います！『ラヂオ』という名前は一体どこから来たのだろうか・・・？『レトロとモダン』が融合したようなこのお酒は、静岡県の銘醸蔵『志太泉酒造』が、かつて造っていた銘柄『ラヂオ正宗』を『志太泉・純米吟醸生酛・ラヂオ正宗』として復活させたお酒なんです！

明治15年に初代蔵元の『望月久作』が創業した所は、瀬戸川上流の緑深い山のふところにあり、清らかな水、空気など、恵まれた自然環境は、酒蔵にとってかけがえのない財産となっています。その後、蔵を引き継いだ二代目蔵元の『望月快一』は新奇なものを好み、当時発売されたばかりの『ラヂオ』を村で初めて購入し、それを記念して発売されたのが『ラヂオ正宗』なんだそうです。

その後、販売が途絶えていましたが、この度この酒を復活するにあたり、その当時は『生酛造り』が主流だったという事で、この度『生酛造り』で復活させました。その時代のラベルは残っていませんでしたが、残っていた前掛けや看板を頼りにラベルを再現したそうです。

そして、お酒の方向性を決める段階で、志太泉的な生酛造りとは・・・？という事が大きな課題となったそうです。志太泉酒造の酒造りは、軟水のやさしいイメージをそのまま酒の印象に、ナチュラルでさわやかな吟醸香と米のうまみを引き出したまろやかな味わいが特徴です。4代目蔵元の望月雄二郎社長と西原光志氏(能登)は、吟醸造りの上品な軽快さに生酛造りの深みのある味わいを取り込んだ味わいを目指しています。

口に含むと穏やかで軽やかな酸味が広がり、なめらかな舌触りが印象的です。飲み込んだ後に鼻に抜ける香りは、まるで上質な和菓子の様な香りを感じます。それでいて、後口には芳醇なコクと旨味が余韻として残ります。

伝統の技術を用いながらも現代的な味わいを目指した『ラヂオ正宗』は、まさに『レトロ＆モダン』を絵にかいたようなお酒です。志太泉的な生酛の世界をお楽しみください(笑)

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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