店主の独り言

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2019.08.27
『日本酒の賞味期限について・・』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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『お酒の栓を開けたら、いつまでに飲みきるのが良いですか?』というご質問をお客様からよく頂きます。そこで今日は『日本酒の賞味期限』について、以前にもお話しさせていただいた説明を引用しながら、改めてお話ししたいと思います。

まず初めに、日本酒には『火入れ』と言われる熱処理を行う作業があり、その回数によっても、お酒の味わいが変化するスピードが変わってきます。これから旬を迎えるお酒に『ひやおろし』がありますが、その『ひやおろし』のお酒は、一回火入れです。『火入れ(熱処理)』には一回と二回あり、二回火入れをした酒は、常温保存可能で、味の変化も緩やかです。一方、一回だけ火入れをした酒(『生詰め』『生貯』)は冷蔵管理が必要で、味の変化のスピードは二回火入れよりも速くなります。

そして、一回火入れも、二回火入れも 開封後何日までに飲み切らなければ・・・、という具体的な事を申し上げるのはとても難しいのです。お客様としては、その所が一番知りたい所なのだと思いますが、お買い上げされ開栓したお酒がどのような場所(冷蔵庫、常温の室内)に置かれて、瓶の中のお酒の残量等、様々な条件によってかなり変わって来るので、一概には言えないのです。

曖昧な表現で大変申し訳ないのですが、そのお酒を飲み進めていく中で、ある時ご自分で『美味しくない』もしくは、『今までと味が変わったな~』と感じた瞬間が、そのお酒の賞味期限と言っても良いのかと思います。ただし、美味しくないと感じたとしても、お酒が『腐っていたり』『飲めなくなってしまった』という訳ではありませんので、その際は料理等に使って頂ければ良いと思います。

ちなみに、一度も火入れをしていない『生』のお酒は、冷蔵管理は当然の事、味の変化のスピードも速いです。ただし、これも生酒の種類、購入時期等によっても、その期間がそれぞれに違うので、一括りではお話しできません。はっきりと断言できなくて申し訳ないのですが、飲んで頂いて、ご自分の舌で実感していただけたら・・・と思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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