店主の独り言

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2019.10.01
『日本酒の日を祝って乾杯』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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本日、10月1日は『日本酒の日』なのですが、いったいどのくらいの方々がご存知でしょうか?今日は全国各地で、日本酒の日にちなんだ様々なイベントが企画されており、中には『全国一斉に日本酒で乾杯しよう』といった企画もあるそうです!

このように、酒類業界、特に日本酒業界ではこんなにも盛り上がっていますが、カレンダーを見ても、何処にも『日本酒の日』の文字が見当たりません。10月1日を日本酒の日としたのには、諸説ありますが、10月は和名で『神無月』といわれ、一説には『醸成月(かもなしづき)』、つまり新穀で新酒を醸す月からの転声とも言われています。

また、10月は収穫された新米を使った新酒が造り始められる時期でもあり、日本酒にとってはある意味、区切りとなる大切な月なのです。実際に、昭和39酒造年度までは、酒造年度は『10月1日から(現在は7月1日)』と定められており、蔵元では『酒造元旦』として祝っていました。こうした経緯から、昭和53年に日本酒造中央会が、10月1日を『日本酒の日』としました。

では、何故、『日本酒の日』が広まっていないのでしょうか?一つには季節感の先取りが影響しているように思います。以前は、春先に造られたお酒が熟成して飲み頃となる時期を迎える10月1日の『日本酒の日』を境に、秋のお酒でもある『ひやおろし』『秋上がり』が蔵元から出荷されていました。それがいつしか、出荷の時期がだんだんと早くなって、『9月9日の重陽の節句』になり、今では、8月のお盆の時期が過ぎたころから『ひやおろし』の出荷が始まっています。

このようなことから、一般の方々の間では、秋のお酒『ひやおろし』の時期が一体いつからなのか、分かり難くなってしまっているのだと思います。また、各蔵元の出荷時期が統一されていなことも、『日本酒の日』の存在をぼけた物にしてしまった要因かと思います。

その様な風潮を払拭する意味でも、業界全体が一つとなって足並みをそろえ、全国各地で『日本酒の日を祝うイベント』を開催することは、とても意味のあることだと私は思います。という事で、今夜は日本酒をいただくことにしましょう・・・。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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