店主の独り言

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2020.09.09
『長野県のひやおろしが本日解禁です』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は9月9日『重陽の節句』です。長野県の酒蔵では、この日を『ひやおろし』の解禁日としているため、当店でも前もって入荷していたお酒を今朝から店内の日本酒冷蔵に並べました。発売解禁日が決まっているなんて、まるで、フランスのボージョレ・ヌーヴォのようですが、これはこれでメリハリがついてとても良い企画だと思います。

今や、秋の季語でもある『ひやおろし』は、冬から春にかけて仕込んだ酒を貯蔵し、一夏の熟成を経ることで、落ち着ついた味わいへと生まれ変わったお酒のことを指します。そこで今日は、解禁ホヤホヤの長野県産ひやおろしをご紹介したいと思います。

まず初めにご紹介するのは、諏訪湖のほとりにある七号酵母発祥の蔵として知られる宮坂醸造さんが造る『真澄・山廃純米吟醸酒ひやおろし』です。長野県産『美山錦（精米歩合55％）と長野県産『ひとごこち（精米歩合55%）』を七号酵母（自社株）で醸した山廃造りの純米吟醸酒です。

山廃仕込み特有の複雑な味わいと、程よい酸味を備え、熟成による重厚感が楽しめる逸品です。旨味を増した秋の食材との相性も良く、実りの秋を彩る一本としてお楽しみください。今年よりラベルが一新し、お酒のうまさを際立たせているように感じます。蔵元お勧めの料理は、麻婆茄子、きのこのマリネなど秋の食材の料理や茹で豚などだそうです。

続いてご紹介するのは、当店でも根強い人気を持つ小野酒造店さんが造る『夜明け前・純米吟醸・生一本ひやおろし』です。兵庫県下東条地区の『山田錦特等米（精米歩合55%）』で醸した、蔵の代表銘柄『純米吟醸・生一本』を、冷涼な蔵内で半年間熟成させた秋限定のお酒です。熟した白桃を思わせる芳醇な甘く優しい香りと程よいコクを味わえる逸品です。