茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

昨日は、栃木県の惣誉酒造さんの創業150周年記念特約店会に出席するため、会場となる真岡市のフォーシーズン清風へ行ってきました。式典の会場には、惣誉酒造さんの市販酒を始め、タンクごとに瓶詰めされた原酒が並べられていましたが、車の運転があるため、飲みたい気持ちを抑え、その代わり、蔵元や杜氏から貴重な話を聞くことが出来たので、その一部をご紹介したいと思います。

惣誉酒造さんは、栃木県内でも有数の銘醸蔵で、酒米の王様と言われる『山田錦（兵庫県産特A地区）』の使用料は東日本でトップクラスを誇ります。また、全国新酒鑑評会においても11年連続で金賞を受賞するなど、名実ともに北関東を代表する蔵元です。社長や杜氏は、連続記録が伸びるたび、嬉しさと共に、プレッシャーも増えると話をしていました。

現在は、5代目となる河野遵社長のもと、ベテランの秋田杜氏を中心に生酛づくりを主軸に高品質なお酒を醸しています。河野社長とは、前職（ニッカ）の頃から30年以上のお付き合いをさせて頂いており、この日も久しぶりの再会に、昔話に花が咲きました。

今回の記念式典は、コロナ対策を徹底したものとなっており、河野社長のまじめで誠実な人柄が感じられるものでした。入り口の手指消毒、検温はもちろんの事、試飲の際にはビニール手袋を使用する徹底ぶりです。今回は入場者の人数制限を設けていたこともあり、皆さんが試飲に夢中になっている間、社長や杜氏とゆっくり話をすることが出来ました。

杜氏曰く、最近は生酛づくりに注力しているそうで、将来的には栃木県産米と栃木県酵母を使い生酛で造ったオール栃木のお酒を造りたいと話していました。また、創業150周年を記念して、地元の酒米『夢ささら（精米歩合60％）』と7号酵母を使った生酛づくりの純米酒に復刻ラベルを貼った記念酒もお披露目していたので、今後の発売が楽しみですね。

最後に、社長の奥様や6代目になる道大さんにもご挨拶させていただき、会場を後にしました。次回は、孝之さんと一緒に、市貝の蔵へお邪魔したいと思います。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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