店主の独り言

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2024.04.04
『月の井酒造店さんの新酒内見会に行ってきました』

店主の独り言

蔵元訪問記

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

昨日は、大洗町にある月の井酒造店さんの『新酒内見会』にお招きいただき、私とみどりさん、孝之さんの三名で参加してきました。天気も良かったので、私は数年前から始めたロードバイクで出かけました。今回は、試飲もあるので、帰りはみどりさんの運転する車で帰りましたので、ご安心ください！

この日は水曜日の平日にもかかわらず、大洗の街はガルパンのファンをはじめとした観光客の姿が見られました。せっかくなので、私も自転車で大洗の街並みを観光してから蔵元へ向かいました。蔵では、8代目蔵元の直彦専務と社長が出迎えてくれ、早速、新酒内見会の会場へ案内していただきました。

甑倒しを迎えた蔵の中は整然としており、木造の仕込み蔵の二階には、今年の新酒8種類と市販酒19種類に加えて、仕込み水が準備されていました。大洗町の気候風土を活かした酒造りを身上とする月の井さんでは、数年前から巨匠『石川杜氏』が酒造りの陣頭指揮を執っています。

この日も、石川杜氏と蔵人の山田さんがお酒の説明をしていました。仕込み水を一口飲んでから、まずは市販酒を順番に試飲していきました。当店で扱っている商品はもちろんの事、日ごろはなかなか味を見ることのできない商品も試すことが出来、私達酒屋にとってもまたとない勉強の場です。

その後は、今年のしぼりたて新酒を石川杜氏の説明を聞きながら味わって行きました。今年は全国的にお米が硬く、酒造りに苦慮される蔵元が多い中、石川杜氏はお酒の声に耳を傾けることで、難なく仕込むことが出来たそうで、さすが、様々な経験から引き出しの多い杜氏ならではの言葉だなぁ~！と感心しました。今年の新酒は全体的にまろやかで、アルコール度数をはじめ、日本酒度や酸度の高さを感じることはありませんでした。