店主の独り言

blog

2022.11.10
『真上(しんじょう)の飲み比べはいかがですか?』

『真上(しんじょう)の飲み比べはいかがですか?』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔

 

今日は、ブランド立ち上げから3年目を迎える『シンジョウ』をご紹介したいと思います。シンジョウと聞いて、野球のビックボスこと新庄監督を思い浮かべた方も多いと思いますが、本日ご紹介するのは真壁の村井醸造さんが造る『真上(シンジョウ)』です。

 

聞きなれない方も多いこちらのお酒は、ひな祭りやサクラの名所で知られる真壁(現在の桜川市)にある村井醸造さんが、昨年から新たに立ち上げた新ブランドです。ベテラン南部杜氏の指導のもと、若き蔵人(薄井卓二)さんが、特別純米酒と純米吟醸の二種類を醸しています。

 

酒名にもなっている『真上(しんじょう)』には、真壁の町を盛り上げていきたいと言う蔵元の想いが込められており、題字の赤い丸は、筑波山から上りゆく朝日をイメージしているそうです。新緑の筑波山から黄色やオレンジに紅葉した筑波山をイメージしたカラフルなラベルが目を引きます。

 

 

現在店頭には、定番の特別純米酒と純米吟醸酒に加えて、今年の秋に登場した『真上・純米NeoClassic』を加えた計3種類の『真上』が並んでいます。

 

緑色の『真上・純米吟醸』と、黄色の『真上・特別純米』は山田錦(精米歩合60%)で醸していますが、それぞれに違う味わいのお酒に仕上がっています。メロンのような甘い香りと爽やかな酸味、芳醇なコクと滑らかな飲み心地が特徴の純米吟醸に対して、穏やかな香りと上品な酸味、スッキリとした飲み口の特別純米酒となっています。

 

いずれのお酒ともに、穏やかな果実の香りと柔らかな飲み口から、お酒単体で味わうよりも、料理とともに合わせて頂きたいお酒です。

 

 

そして、今年の秋から登場してきたのが、茨城県の産業技術イノベーションセンターが開発した乳酸菌『メセンテロイデス19-5』で醸した『真上・純米 NeoClassic』です。

広島県産の酒米『八反錦(精米歩合80)』で醸した純米酒を一度火入れした後に低温でじっくりと瓶熟成させました。グレープフルーツのようなシャープな酸味と苦みがアクセントとなり、秋の味覚と共に爽やかな後口が楽しめます。また、人肌に温めることでブドウのような穏やかな果実の香りが広がり、キレのある酸味が旬のカツオやサンマの旨味を引き立ててくれることでしょう・・・。

 

今日はブランド立ち上げから3年目を迎える真壁の『真上』をご紹介させていただきました。まだ飲んだことがない、と言う方をはじめ、昨年も飲んだよ、と言う方には是非、更に進化した味わいを試していただきたいと思います。この機会に、『真上の飲み比べ』をお楽しみください。

 

蔵元のある真壁は最近の自転車ブームから、つくばりんりんロードの通過地としてたくさんの方が訪れるようになっており、いつか私もロードバイクで伺ってみたいと思っています。明治時代に建築された蔵の店舗、脇蔵と大正時代に建築された石蔵、昭和初期の煙突は、文化庁の登録有形文化財に指定されていますので、そちらも必見ですね。紅葉の筑波さんと共にお楽しみください。

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

お酒のワンダーランドを目指しています!』

liquor-shop-kinase.co.jp/2015/08/08/201508-article_8-html/

 

『新しいお酒のファンの芽が出始めました!』

liquor-shop-kinase.co.jp/2017/01/09/201701-article_9-html/

 

『お酒の学校を始めます』

liquor-shop-kinase.co.jp/2015/05/25/201505-article_3-html/

 

blog search

月別