店主の独り言

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2022.11.17
『甘味と酸味の絶妙なバランスが楽しめる帰山（きざん）の新酒が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、長野県の千曲錦酒造さんから届いた『帰山（きざん）シリーズ』のしぼりたて新酒第一弾をご紹介したいと思います。甘みと酸味を絶妙のバランスで醸し上げた『帰山シリーズ』は、定番種以外にも季節限定酒や長期熟成酒など個性的なお酒を生み出しています。

酒蔵のある佐久市は佐久平と呼ばれる標高700ｍの高原で、北に浅間山山系、南に八ヶ岳連峰に囲まれた厳寒の地域です。『帰山』という名前には、『山へ帰る』『ふるさとへ帰る』『自らに帰る』、そして『酒造りの原点に帰る』という意味が込められています。『これでなければ』と云われるような強烈なインパクトと個性を併せ持った『帰山』は、多くの酒を巡った後に帰ってきて欲しい地酒です。

その『帰山シリーズ』を代表するのが、『帰山・参番・純米吟醸』で、そのしぼりたて新酒が、本日ご紹介する『帰山・参番・純米吟醸・生酒』です！長野県産の『美山錦（精米歩合55％）』で醸したこの酒は、日本酒度-16、酸度3.0の甘みと酸味の絶妙なバランスが持ち味です。しぼりたて新酒独特の爽やかな果実の香りとキレの良い上品な後口が楽しめます。

続いてご紹介するのは、『帰山シリーズ』の中でも特に手間暇かけて醸した『Extra　Edition』の第三弾、『帰山　Extra　Edition三年熟成無濾過純米生原酒』です。地元、佐久市内の契約農家で栽培された『美山錦（精米歩合65％）』と『K-901酵母』で醸した純米酒の原酒を専用の冷蔵庫にて三年間貯蔵熟成させた逸品です。

原酒の深いコクを生かすため、一切の火入れ、加水をせず仕上げた無濾過の生原酒を専用の冷蔵庫にて三年間熟成させることで、かすかなガス感の中に甘みとコク、酸味が混在する芳醇旨口の味わいに仕上がっています。さらに温めることで上品な味わいや香りが一層引き立ち、キレの良い後口が楽しめます。蔵元曰く、これからの季節は人肌燗もお勧めだそうです。

そして最後にご紹介するのは、『帰山シリーズ』初となる長期熟成酒『帰山・古酒2016BY純米吟醸原酒』です。円熟味を増した味わいは、貴醸酒や紹興酒を思わせます。冷やの状態では柔らかな味わいが楽しめますが、温めることで穏やかな旨味が感じられます。