店主の独り言

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2023.02.02
『黄金澤うすにごりとうらざかり直汲みが入荷してきました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

2月4日の立春を前にして、各蔵元様からは春の新酒が続々と入荷してきています。その中から今日は、宮城県と茨城県の実力蔵から届いた二種類のしぼりたて新酒をご紹介したいと思います。

まず初めにご紹介するのは、日本最古の金産地・涌谷の地に1902年創業した川敬商店さんが醸す『黄金澤・山廃純米酒　うすにごり生原酒』です。全国新酒鑑評会において宮城県内でも群を抜く金賞受賞回数を持つ蔵元で、現在は一人娘の川名由倫さんが杜氏として伝統の山廃仕込みを主体とした酒造りを行っています。

その史実にあやかり命名された『黄金澤』は、山廃仕込みを身上とし、ベストな発酵のために、硬水と軟水を使い分けるなどのこだわりを持っています。本日ご紹介する『黄金澤・山廃純米酒　うすにごり生原酒』は、地元宮城県産米（精米歩合60％）で醸したお酒を、濾過や火入れをすることなく瓶詰めした『うすにごり』タイプです。

口に含むと穏やかな香りとお米の旨味が淡雪のように優しく広がり、後口の上品な甘みとほのかな余韻が心地よいお酒です。先日ご紹介した、しぼりたて生原酒とは一味違った美味さがあります。

続いてご紹介するのは、6代目蔵元の岡部彰博杜氏を中心に、蔵の若い人たちが精魂込めて醸した『うらざかり』シリーズの超限定品『うらざかり純米吟醸・直汲み生原酒』です。昨年までは、『うすにごり』タイプのみでしたが、今年は『直汲み』タイプを詰めて頂きました。もちろん、毎年好評の『うすにごり』もこの後入荷してきますのでご安心ください。

本日ご紹介するお酒は、蔵元のある常陸太田市産の『美山錦（精米歩合55％）』で醸した純米吟醸の原酒を、搾ってすぐに瓶詰めした直汲みタイプです。もちろん、ろ過も火入れも一切していませんので、口に含んだ時にプチプチとしたガス感が感じられます。華やかな香りと力強いコクと旨味を心行くまでご堪能下さい。