店主の独り言

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2024.02.02
『宮城県の実力蔵、川敬商店さんが醸す黄金澤の春季限定酒が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

2月4日の立春を前にして、各蔵元様からは春の新酒が続々と入荷してきています。その中から今日は、昨年創業120周年を迎えた、知る人ぞ知る宮城県の名醸蔵で、全国新酒鑑評会において幾度となく金賞を受賞している実力蔵、宮城県の川敬商店さんが造る新酒『黄金澤・山廃純米酒うすにごり生原酒』と『黄金澤・大吟醸』をご紹介したいと思います。

日本最古の金産地・涌谷の地に1902年創業した川敬商店さんの代表銘柄でもある『黄金澤』は、万葉集の一節『天皇（すめろき）の　御代栄えむと　東なる　陸奥山に黄金花咲く』に歌われた日本初の金産地・宮城県涌谷町の黄金が流れる沢の傍らで創業したことに由来しています。現在は、蔵元兼杜氏の川名由倫さんが、伝統的な山廃造りの技術を継承しながらあくなき探求心を胸に日々挑戦を続けています。

その史実にあやかり命名された『黄金澤』は、山廃仕込みを身上とし、ベストな発酵のために、硬水と軟水を使い分けるなどのこだわりを持っています。本日ご紹介する『黄金澤・山廃純米酒　うすにごり生原酒』は、地元宮城県産米（精米歩合60％）で醸したお酒を、濾過や火入れをすることなく瓶詰めした『うすにごり』タイプです。

グレープフルーツを思わせる爽やかな香りときめ細やかなお米の旨味が淡雪のように優しく広がり、後口の上品な甘みとほのかな余韻が心地よいお酒です。桃の節句にもピッタリな春を思わせるパッケージとなっています。先日ご紹介した、しぼりたて生原酒とは一味違った美味さがあります。

続いてご紹介するのは、全国新酒鑑評会出品にも使われる至高の逸品『黄金澤・大吟醸』です。宮城県産の『山田錦（精米歩合40％）』で醸した蔵元渾身の一滴は、これまでに数々の栄誉に輝いてきました。果実を思わせる華やかな香と、優雅で凛とした上品な味わいは、まさに究極の一滴です。この機会に、蔵の技術を結集した最高峰のお酒をご賞味ください。