店主の独り言

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2024.02.03
『辰年にピッタリのお酒、昇龍蓬莱で知られる大矢孝酒造さんから春季限定酒が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

『辰年にピッタリのお酒、昇龍蓬莱で知られる大矢孝酒造さんから春季限定酒が入荷しました』

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

明日は立春、暦の上では春ですが、来週は雪の予報も出ていて、寒さが厳しいですね。ところで、今年の干支は『辰』ですが、そんな辰年に相応しい縁起の良いお酒『昇龍蓬莱』を造る神奈川県の大矢孝酒造さんから春季限定のお酒が入荷してきたので早速ご紹介したいと思います。

大矢孝酒造と聞いても、ピン！とくる方は少ないかもしれませんが、斬新なネーミングと個性的な味わいが魅力的な『残草蓬莱（ざるそうほうらい）』や『昇龍蓬莱（しょうりゅうほうらい）』と聞けば、お分かりいただけるでしょう！香りの華やかな物もあれば、どっしりとした味わいのものあり、毎年様々な商品を作ってくるので、私もお付き合いを始めた当初は、余りの酒類の多さゆえ、頭の中で整理がつかず戸惑っていたことを思い出します(笑)

そして、先ほどご紹介した二つの代表銘柄『残草蓬莱』と『昇龍蓬莱』の使い分けも、とてもユニークなんですよ。一般向けのものが『残草蓬莱』で、ちょっとマニアックな方向けなのが『昇龍蓬莱』だそうで、分かるようで分からないところにこの蔵の面白さがあるのかもしれませんね・・。

まず初めにご紹介するのは、超絶人気のライムラベル『残草蓬莱・特別純米・出羽燦々60槽場直詰生原酒』です。今年は、山形県の酒米『出羽燦々（精米歩合60％）』で醸したアルコール度数14度の原酒を詰めています。上品な甘味の中に程よい酸味が感じられるジューシーな味わいは、ラフランスの様です。ほのかなガス感とアルコール度数の低さから自然と杯が進んでしまうこと間違いなしです！

続いてご紹介するのは、蔵元内の冷蔵庫にて3年間しっかりと熟成させた『昇龍蓬莱・きもと純米吟醸・雄町60芳醇旨口R2BY』です。バニラやメープルシロップを連想させる上品な甘み、馥郁たる香りと円熟味のある綺麗な旨味が、バランスよく広がり、後口は優しく消えていきます。冷やは、もちろんの事、50度くらいにお燗をするとさらに旨味が広がります。料理好きの蔵元曰く、味付けのしっかりとした『豚ロースの味噌漬け』に合わせると抜群だそうですよ！