店主の独り言

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2025.02.06
『愛知県の山﨑さんから奥の新商品や長期熟成酒が入荷してきました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

立春も過ぎ、日本酒の各蔵元からは春に向けたしぼりたて新酒が続々と入荷してきています。中には、立春を販売解禁日としているものもあり、日本酒の世界は春本番と言った雰囲気です。そこで今日は、毎年入荷を心待ちにしている方の多い、愛知県幡豆町の山﨑合資会社さんから届いた搾りたて新酒をご紹介させていただきます。

本日ご紹介する山﨑合資会社さんがある愛知県西尾市の幡豆地区は、三河湾に面した三河湾国定公園に指定され、眼前に広がる大海原には『前島』、『沖ノ島』といった小島が点在し、変化に富んだその美しさは『東海の瀬戸内海』とも称される風光明媚な所です。現在は、息子さんが蔵に戻られ酒造りを行なっています。

蔵元とは、2002年の『奥』発売以来、20年以上にわたってお付き合いいただいており、当店の人気銘柄の一つとなっています。そこで今日は、蔵元を代表するブランド『奥』の新商品と『山﨑醸』の新酒、そして奥の長期熟成酒をご紹介したいと思います。

まず初めにご紹介するのは、軽快な口当たりを目指して醸した低アルコールの新商品『奥・春純吟』です。愛知県産の『夢山水（精米歩合55％）』で醸した、アルコール度数13度の原酒を搾ってすぐに火入れし瓶詰めした逸品です。しぼりたて新酒の爽やかな香りと軽やかな味わいの中に甘みと酸味がバランスよく広がります。ほんのり感じるガス感が軽快な飲み口を演出しています。

続いてご紹介するのは、深紅の蝶が描かれた『山﨑醸・夢吟香DREAM　純米大吟醸原酒』の新酒です。愛知県西尾市の東端に位置する三ヶ根山は、海を渡ることで有名な蝶『アサギマダラ』にとって大海原へ翔ぶ絶好の飛来地です。秋に渡りの中継地としてやってくるアサギマダラは、この地から、遠く奄美大島、沖縄、台湾などまで飛び立っていきます。

そのアサギマダラにあやかり、この地から世界へ翔いていく酒・・・そんな夢と希望を託して醸したのがこの『山﨑醸DREAM（ドリーム）』です。本日ご紹介する『山崎醸　夢吟香DREAM　純米大吟醸原酒』は、愛知県が育てた酒米『夢吟香（精米歩合50％）』で醸した生酒を詰めており、華やかな香りとほのかな甘みを持ち、キレの良いい後口が楽しめる逸品です。

最後にご紹介するのは、『奥』の発売以来、原料米『夢山水』の可能性を探り続けてきた蔵元ならではの逸品『奥・十年熟成純米吟醸原酒』です。蔵元内の低温冷蔵庫で長期熟成させることで、華やかな香りを残しつつ、トロリとしたまろやかな味わいが生まれました。『時間』が生み出した至高の味わいをお楽しみください。