店主の独り言

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2022.03.10
『東日本大震災からの復興と再起を願う酒が入荷しました』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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今年もまた、このお酒をご紹介する日がやって来ました。明日3月11日で東日本大震災から11年が経ちます。『純米吟醸・甦る』は毎年3月11日の震災の日に合わせて、山形県の鈴木酒造さんから発売されます。

ブログでも度々ご紹介させていただいているように、鈴木酒造さんは、震災前は福島県浪江町の請戸漁港のすぐ近くにありましたが、現在は山形県長井市で酒造りをされています。地震と津波と原発の大変な被害を受け、それでも酒造りをあきらめることなく、震災の翌年から現在の地で再出発をしました。そして、10年の節目となった昨年より、故郷、浪江でも酒造りを再開しています。

本日ご紹介する『純米吟醸・甦る』は、被災された方々の再起への想いをお酒という形で表現したもので、その背景には、長井市のNPO法人『レインボープラン市民農園』の協力のもと、命の循環を第一に考えて、原料米の栽培から酒造りに関わった人々の想いが込められています。

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ラベルは福島県と長井市を繋げるデザインで、『一滴の水、一粒の米が酒になるように、思いやりと心意気の輪は限りなく』との一文が書き込まれています。裏張りにはお酒の説明以外にも長井市に避難している方が福島県内の人たちに宛てたメッセージが添えられています。造り手の想いが込められた味わいは、ほのかに甘みを感じる柔らかな香りが広がり、上品で優しい旨味が感じられる、ふんわりとしたお酒です。

最後に、『純米吟醸・甦る』売り上げの一部は、被災した児童たちの教育活動に生かされています。一本のお酒を通してつながる人の輪が、明るい未来に希望を照らしてくれるのであるならば、酒に携わる者の一人として、これからも応援していきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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