店主の独り言

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2023.06.14
『岐阜県の玉泉堂酒造さんから、無風の夏がやってきた』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今日は数ある夏酒の中でも、これぞ『ザ夏酒！』と言える、岐阜県の玉泉堂酒造さんが造る『無風・涼や香（すずやか）』をご紹介したいと思います。蔵元の代表銘柄『無風』は、戦国武将の間で、後ろに下がらない勝ち虫として人気の『むかで』をモチーフにしたラベルを使っています。NHKの大河ドラマ『どうする家康』の中でも武将の旗印として登場してきています。

1806年創業の玉泉堂酒造さんは、その昔、孝行息子がその水をひょうたんで汲んだらお酒の味がしたという伝説が残る、日本の名水百選『養老の滝』の名水が湧く養老町にあります。『あか抜けて、品格があり真に評価される「旨い酒」を目指している』なのだそうです。軽やかで柔らかな上品な香りと凛とした緊張感のある味、火入れをして熟成したときに、疲れず飲めて上品な味わいのある酒を造っています。

本日ご紹介する『無風・涼や香（すずやか）』は、ラベルに描かれた『ムカデ』の印象とは裏腹に、爽やかな柑橘系の香りとすっきりと軽やかな飲み口が心地よく、蒸し暑い時でもスイスイと飲めてしまいます。そして、ブルー瓶にブルーの和紙のラベルは、見た目の爽やかさも『ナンバーワン』ですね。ラベルに描かれたムカデも、どこか爽やかに見えてしまうのは、どうしてでしょうか(笑) 甘さ控えめで、スッキリとしたのど越しは夏の暑い日にぴったりです。

他にも、『無風シリーズ』最高峰のお酒『無風（むかで）華や香大吟醸無濾過生原酒』もあります。事前に注文した分だけを瓶詰めする限定品で、兵庫産の山田錦を50％まで磨き、９号系酵母で醸された大吟醸の生原酒です。爽やかで華やかな香りとまろやかな口あたりがお楽しみいただけます。軽快な飲み口とキレの良い後口がこれからの季節にぴったりですね！

『無風（むかで）純米大吟醸生原酒』は、岐阜県産の酒造好適米『ひだほまれ（精米歩合50％）』と熊本酵母で醸したお酒を、一切の濾過や火入れを行なわず瓶詰めしたもので、上品な香りと穏やかでやさしい味わいが楽しめます。