店主の独り言

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2024.02.11
『熱血醸造家の旭興さんから日本酒サングリアが登場しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔) ʃ

今日は、『旭興』ブランドで知られる、栃木県の渡邉酒造さんから届いたしぼりたて新酒や日本酒版のサングリアなど、個性的なお酒をご紹介したいと思います。全国新酒鑑評会や南部杜氏自醸清酒鑑評会等で受賞するなど、高い醸造技術を持ち、根強いファンの多い蔵元ですが、毎年、新しいお酒を生み出すことでも知られています。社長兼杜氏の渡邊さんは、革新的でユニークな発想を持つ、熱血醸造家なんですよ~。

渡邉酒造さんは茨城県と栃木県の境にある大田原市須佐木という八溝山中の小さな集落にあります。蔵元の規模こそ小さいですが、その実力たるや県内はもとより、全国でも指折りの実力蔵です。ちなみに、こちらの読み名は『きょくこう』と読みます。ついつい小さい『っ』を入れて、『きょっこう』と読んじゃうんですけどね。お間違え無く！

まず初めにご紹介するのは、日本酒ベースのリキュール『Style-O(スタイル・オー)』です。昨年リキュールの免許を取得され、今後は主に地元産の果実を使った日本酒ベースのリキュール製造を考えているそうです。『Style-o(スタイル・オー)』の名前は、大田原市産の果実を使ったから大田原の『Oオー』と名付けたそうです。

第一弾となる今回は、大田原市産の特産品である梨（規格外）とブルーベリーを使ったリキュールで、コンセプトは『日本酒版サンガリア』です。果実（固形分）がそのまま入った低アルコールタイプで、軽やかな飲み口が楽しめます。春には那須産のいちごを使った新作も考えているそうなので、出来上がりが楽しみですね・・・。今回は、試験醸造の為、ほんの少しだけしか造っていないため、品切れの際はご容赦願います。

続いてご紹介するのは、春季限定『旭興・純米吟醸・雄町・無濾過生原酒』です。秋に出荷される『一度火入れ』の物とは違い、華やかな香りと上品な甘み、キレの良い後口が楽しめます。飲むほどに広がる優しいコクと旨味は、決してくどくなく、ついつい盃を重ねてしまう魅力的な味わいを持っています。

そして、根強いファンの多い『貴醸酒・百』のにごり酒が入荷してきました。今まで以上に濁りの分量が多く、いったいどんな味わいなのか想像がつきません。蔵元曰く、間違って余計に造ってしまったそうなので、ある意味、貴重なお酒かもしれません・・・。貴醸酒ファンには、またとないチャンスですね。

合わせて、昨年登場し大人気となっている『発泡性貴醸酒』も入荷してきました。乳酸由来の酸味と米・米麹の甘み、天然発泡のきめの細かい泡が特徴です。日本酒というよりは米シャンパンの商品です。日本酒が苦手としてきた脂の多い肉や中華によく合うように設計されています。是非、この機会にお試しください。酒質は、日本酒度－76、酸度4.2、アルコール12％です。